繊細なものの記憶

HSP / 書店員の歩み

救いの音

わたしは些細な音がすごく苦手。


換気扇、洗濯機、冷蔵庫、時計……
最近はワイパーの音がとことんだめになって、
休日が雨の日は出かけないようになった。


面倒なのが、耳をふさいだとしても
視覚から音を想像してしまうこと。
(恐るべし想像力)

延々と頭の中でひびいて、かきむしりたくなったり
なにかに飛び込みたくなったり。
発狂しそうになるのを必死に抑えている。

音だけでこんなに生死をかんがえてしまうんだよ、
アホみたいだよね。


何歳からこんな生活をしてたかなんて
もう思い出せないくらい、
これがわたしにとって当たり前のこと。

だれにでもある自分の内側の世界のはなし。



そんな毎日でも、心の均衡はなんとか保てている。

自分が心地よいと思う好きな音楽をきいて、
落ち着く声のゲーム実況をみて。
穏やかな環境で日々仕事に打ち込めているのも
かなり大きいのかなあ。



音。

追いつめられ、生かされて、
なんともふしぎなものだね。


音に殺される日が来ないといい。
それをただただ祈るだけだよ